勉強法紹介

司法試験受験後から合格発表までの過ごし方

 

1 司法試験受験後から合格発表までの過ごし方

 

皆様、司法試験お疲れ様でした。今回は、「とりあえず短答は通過した・・・が、発表まで何をしようか」という人向けの記事を書かせていただきます。読者の皆様は、「不安で仕方ない・・・・」「絶対合格だ」等、色々考えていると思います。そのような状況で、昨年の筆者がやってきたこと、やってみてよかったこと、やればよかったこと等を紹介していきたいと思います。

0.(運営加筆) LEAPで講師を努め後輩の指導をする(オススメ)

1 各人がやりたいことをやる
 長い受験勉強を経て、やっと自分の時間が取れたのですから、まずは自分の好きなこと、やりたいことをやるのが一番です。

2 スポーツ系
 自分の好みのものをやればいいと思いますが、新たに始めるものでオススメは以下の通りです。
 ・テニス
 司法修習の寮(いずみ寮)にコートがありますので使えます。
 年を取ってもできますし、毎週、弁護士が主催するテニスの練習に参加する修習生もいます。男女問わず盛んです。
 ・ゴルフ
 多くの弁護士の先生がやっていますし、年を取ってもできます。修習になると始める人が多いので、この時期に始めた人は一歩リードできます。初期費用がかかりますが・・・。男女問わず盛んです。
 ・筋トレ・水泳
 なまった体を叩き直すにはお勧めです。

3 英語
 入る事務所によっては、英語が重要となる場合があるので、少しずつ英会話等をやっておくとよいでしょう。英語のドラマを見るのもオススメです。
この界隈では、『SUITS』(アメリカの大規模事務所でのドラマ)が人気です。
 夏休みや秋に語学留学する人も多いです。

4 簿記
 筆者はなんとなく勧められ2級まで受験しましたが、会計処理や会計帳簿の読み方を学ぶにはよいと思います。

5 アルバイト
 せっかく暇なので、修習のためのお金を確保するのもよいと思います。
多くの人がアルバイトしていましたが、基本的に
・法律を忘れないために受験指導に携わる
・気持ちを切り替えるために面白そうなアルバイトをする
の2通りがあります。
どちらも良いと思います。

6 旅行
 旅行は修習に入ってしまうと日数的な意味でも制限がかかってしまうので、今が長期旅行をするチャンスだと思います。

7 就活
 早いところだと始まっているようです。

8 法律の勉強
 ここまで、まったく司法試験や修習の内容にかかわらないものを紹介してきましたが、それでも勉強したい!という人はいると思うので、オススメを挙げておきます。

⑴ 対司法試験
  司法試験が不安だが・・・という人について。
  上記のとおり、アルバイトで受験に触れておくのは有用だと思います。他には
 ・要件事実
 修習でも必須なので、どっちにも役立つという意味でモチベーションが上がると思います。
 ・好きな科目の勉強
 気になっていた演習書や論文を読むチャンスだと思います。筆者は、橋爪隆
『刑法総論の悩みどころ』を読んでいました。このような連載ものは、読むのに時間がかかり、仮に不合格になった場合には真っ先にその原因分析や対策に取り組まなければならないので、この時期に読んでおくのがおすすめです。

⑵ 対修習
 司法試験の勉強は飽きた・・・、修習や将来を見据えた勉強がしたいという人向けにピックアップしてみます。
 ・労働法・倒産法の学習
 修習ではこれらの知識が必要となることが多いです。選択科目として選択していない人は、基本書を一読しておくとよいでしょう。
オススメは
労働法『プレップ労働法』 森戸英幸 弘文堂
とてもポップな文体で、極めて分かりやすく労働法のことが書かれています。気楽に読める一冊です。
倒産法『倒産処理法入門』 山本和彦 有斐閣
とてもわかりやすく倒産法の全体像が示されています。
 ・執行・保全分野の学習
 この分野も頻繁に登場します。受験生ならば何かしらテキストは持っていると思うので、その本を一読しておくとよいでしょう。
 ・『刑事弁護ビギナーズ』(現代人文社)を読む
 刑事弁護の入門書です。刑事弁護でやるべきことが極めて分かりやすく、かつ網羅的に書かれているだけでなく、将来、刑事弁護をする予定がない人でも、何か自分の考えに影響を与えるような対談が書かれています。
もちろん修習にも役立ちますし、読み物としても面白いです。
 ・『弁護士の周辺学 実務のための税務・会計・登記・戸籍の基礎知識』(東弁協叢書)を読む
 弁護士の先生に勧められて筆者が読んだ本です。
 弁護士の職務には法律知識だけでなく、上記のような周辺分野の知識も必要となります。難しく込み入ったことについてはその都度調べれば足りるので、この本で外観を学ぶとよいと思います。

9 最後に
 上記では、色々と紹介してきましたが、結局やりたいと思うことをやるのが一番であると思います。
 司法修習はとても楽しく、充実したものです。その一方で、自由な時間は限られてきます。働き始めるとより忙しくなります。
 皆様の今は、ある意味、法律家の「入学式」前の春休みみたいな時期に当たるのかもしれません。振り返ってみると一瞬で、もっといろいろやっておけばよかったと思う人が多いです。是非、後悔のないように生活を充実させてください。

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文責:浅尾昇太:
慶應義塾大学在学中に予備試験最終合格。卒業直後の司法試験で上位合格。自身の学習において多分に先輩方から受けた恩を後輩に返したいという思いで、合格後、大手予備校にて司法試験指導を開始。多数の後輩の相談にのる。現在は、司法修習にて実務を学ぶ傍ら、LEAP CHANNELにて後輩に役に立つ情報発信を行っている。
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